内田康夫FAN |
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青葉繁る杜の都―仙台。そこで偶然見つけた妻の写真。一緒に写っていたのは、夫の知らない謎の男…。そして、その謎の男の死を知った夫は、妻の過去に疑問を持ち始める―。一方、父の跡を継ぎ、青葉城址の伊達政宗像の前で観光客の写真を撮る美人カメラマン池野真理子。彼女は、父の事故死に不審を抱いていた。この二つの事件が一つに重なりあった時…。事件は意外な方向へ展開していく。東京―仙台間を舞台にくりひろげられる、トラベルミステリー。(上記より引用) |
「現れた、現れた・・・・・・」 真理子は息を切らせて、早口で言った。 「なんだよ。そんなに待ち焦がれていてくれたわけ?」 青木はニヤケた顔になった。 「違うわよ、ばかねえ。そうじゃなくて、例のあの写真のことよ」 看板の写真を指さした。 「へえーっ、じゃあ、あのアベックが現れたのかい?」 杜の都殺人事件 角川文庫より引用 |
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆(最高=5) [感想より] 小関由紀夫さん もう何度も読み返し、その度面白いと感じる作品。 横溝正史作品のように「そっくり」「瓜二つ」といった人物が出てくるところが ちょっと難アリという気がしないでもないが(実際には小説同様写真って意外と 顔の区別難しいかも)浅見モノと違い主人公達が必要に迫られて(?)知恵を絞って 事件の謎に迫っていこうとする姿勢やシロー達が初対面にも関わらず知り合いの ふりをするとっさの掛け合いなど、「チーム文殊の知恵」は意外に面白い。 (2004 3月 作成) |
【単行本】杜の都殺人事件(双葉社)
【ノベルス】杜の都殺人事件―長編・旅情ミステリー (Futaba novels) 【ノベルス】杜の都殺人事件 (ジョイ・ノベルス) 【文庫本】杜の都殺人事件 【文庫本】杜の都殺人事件 (角川文庫) 【文庫本】杜の都殺人事件 (ハルキ文庫) 【関連】浅見光彦のミステリー紀行―ミステリーへの熱き想い〈番外編2〉 (光文社文庫) |