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【登場人物】 浅見光彦 |
【舞台】 |
【あらすじ】 深夜、中学校の教室で、かつて教鞭を執っていた男が殺された。黒板の前に横たわる被害者のポケットには、新人女性教師の写真が。浅見家の「落ちこぼれ」光彦が、教育問題に直面する最新事件簿。 上記より |
【名場面】 |
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆☆(最高=5) [感想より] 数ある内田先生の作品の中でも、『教育』をテーマに扱った作品はこれが初めてではないでしょうか。逆を返せば、内田先生が取り上げるのは、『不正問題』『モンスターペアレント』『小学校の英語教育導入』『教員免許更新制度』『学級崩壊』など、今回取り上げられていない問題も含めて、教育界は、政治問題に類するような魑魅魍魎の世界と化しているということでしょうか。そんな中で生きる子どもたちが息苦しさを感じたとして、誰が子どもたちを責められるでしょう。 個人的にはエピローグの光彦と雅人くんのシーンが好きです。あと御大・雪江が明確に教育問題を語らなかったのも、印象的といえば印象的でした。 北浦透さんより |
【単行本】中央公論新社 【新書本】教室の亡霊 (C・NOVELS) 【文庫本】教室の亡霊 (中公文庫) 【電子書籍】Kindle |
内田康夫FAN |