番号 | 名前 | 感想 | おすすめ度 |
1 | 北浦透 | 数ある内田先生の作品の中でも、『教育』をテーマに扱った作品はこれが初めてではないでしょうか。逆を返せば、内田先生が取り上げるのは、『不正問題』『モンスターペアレント』『小学校の英語教育導入』『教員免許更新制度』『学級崩壊』など、今回取り上げられていない問題も含めて、教育界は、政治問題に類するような魑魅魍魎の世界と化しているということでしょうか。そんな中で生きる子どもたちが息苦しさを感じたとして、誰が子どもたちを責められるでしょう。
個人的にはエピローグの光彦と雅人くんのシーンが好きです。あと御大・雪江が明確に教育問題を語らなかったのも、印象的といえば印象的でした。【2011年1月3日】 | ☆☆☆ |
2 | つまき | ヒロインは中学校教師ですが、いくら教職にあるとはいえ、今時の20代の女性でこんなガチガチ真面目な化石みたいな人がいるかどうか。
内田センセにとって孫に近くなった光彦やヒロインの描写、最近は流石に無理を感じます。【2010年7月28日】 | ☆☆☆ |
3 | 西ヶ原の住人 | 前半と中盤はタブーの教育問題に取り組み引き込まれました。後半の犯人の設定はいかにも偶然が重なっています。
内田作品はもっと複雑・怨念が無ければなりません。【2010年5月7日】 | ☆☆☆ |
4 | レインマミィ | 教育の現場での現状が浮き彫り!?いやいやもっと根が深いトラブルがあったに違いない!!などと一気に読みました。いつもながら光彦さんの英知がなければ、解決されなかった。。。と興味津々。
先に このホンを読んで、次の2作品を見つけて、携帯ストラップ欲しさにいま、神苦楽島の上を読み始めています(笑)【2010年4月27日】 | ☆☆☆☆☆ |
5 | 2010 | 最初『教室の』という題名もあり、内田センセの小説ということを忘れそうでした。
浅見光彦の登場でやっと実感したところです。【2010年3月31日】 | ☆☆☆☆☆ |
6 | SUMIKO | 憎しみをかかえながらも、寂しさと悲しさいっぱいの心で、父親に愛されたい、
そして守りたいという純粋な気持ちが、このような冷酷な行動に走ってしまった 結 遼資が可哀想に思えてなりません。【2010年3月30日】 | ☆☆☆☆☆ |
7 | 池田 昌弘 | 現在の学校の先生の悲哀が感じられる作品でした。この事件の設定は、自動警備の今日ではありえないと思います。でも、あっという間に読んでしまいました。【2010年3月26日】 | ☆☆☆☆ |