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内田康夫FAN

139 化生の海

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【登場人物】

浅見光彦 


【舞台】



【あらすじ】

多くの謎を残したまま逝ってしまった男・三井所剛史。そこには家族の誰もが知らなかった驚くべき過去が秘められていた―。剛史の娘・園子の切実な思いに動かされた浅見光彦が冴え渡る推理を展開。松前、加賀、津屋崎を舞台に、日本海の荒波のごとく時に厳しく、そして力強く驚愕の事実を解き明かして行く。

上記より


【名場面】



【FAN データ】平均的評価=☆☆☆(最高=5) [感想より]


序盤〜中盤の「卯の字の人形」で追う三井所剛史のルーツ探しは、旅情ミステリーの醍醐味です。光彦ならずとも、今回の広大な捜査範囲は「俺はいったい何をやっているのだろう…」とぼやくに違いありません(笑)。
ラストは、真相がやや唐突だったかなと。どうしても最後の船旅をする人たちの心情に感情移入はできませんでした。初読の時の方が余韻は深かったかなと思います。


北浦透さん

(2018 10月 作成)

【単行本】新潮社
【新書本】化生の海 (講談社ノベルス)
【文庫本】化生の海 (講談社文庫)
【文庫本】化生の海 (新潮文庫)
【関連】 浅見光彦のミステリー紀行 第9集 〜十三の冥府

【電子書籍】Kindle

【コミック】名探偵浅見光彦&旅情ミステリーセレクション 3