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内田康夫FAN

13 津和野殺人事件

 


【登場人物】

樋口久美 樋口実加代 樋口貞一郎 浅見雪江 浅見光彦 浅見陽一郎 朱鷺勝蔵 朱鷺慶四郎 朱鷺紀江 朱鷺友義 朱鷺友徳 朱鷺勝一 朱鷺ふみ子 朱鷺ヨシ 朱鷺寛一 朱鷺喜一郎 朱鷺真紀 一場秀雄 一場貴子 一場時子 佐田次助 佐田美代 神津初男 神津洋二 神津正和 神津佳代 神津治子 井手 遠山 森泉泰晴 木本レン 桑原 大森 小島貞夫 馬場 吉田須美子 杉森依子 宮本 日隈啓子 後藤宣子 竹内栄一


【舞台】

東京都豊島区 島根県津和野町  


【あらすじ】

憂愁の気配漂う山陰の小京都・津和野―そこで隠然たる勢力を誇る旧家・朱鷺家には、ある秘密が隠されていた。一族をめぐって起こる連続殺人。事件を追う“名探偵”浅見光彦は、「赤いトンネル」の記憶に呼び寄せられて津和野を訪れたと語る樋口母娘とともに、奇怪な陰謀に巻きこまれていく…。 (上記より引用)


【名場面】

  津和野には、私たちが知らない昔の日本のよさが生きているような気がしたんですよね。ちょっと気恥ずかしげなところや、プライド・・・・・・。そういうのって、みんながずっと昔になくしてしまったものじゃないかって、そう思うんです。
 実加代はそう言っていた。彼女は自分なんかよりはるかに、津和野の本質を見抜いていた -  と浅見は思った。
津和野殺人事件 光文社文庫より引用

【FAN データ】平均的評価=☆☆☆☆☆(最高=5)
[感想より]

北浦透さん

最初に読んだときよりも、しばらくたってから再読したときのほうが
感動が大きかったです。読書歴が長くなるほど、この小説のすごさがわかると思いますよ。
派手さはないぶん巧さは抜群。
内田康夫の代表作の一つです。

あつこさん

最近「浅見光彦」シリーズにハマって、全作品網羅!
を目標にがんばってる最中です(^・^)
学生時代は「クイーン」や「クリスティ」といった海外ミステリばかり読み漁ってましたけど、
浅見光彦シリーズはすごい面白いと思います!
「津和野‥」は昨日読み終えたばかりですがとっても面白かった。
全てが誤解から‥といった人間心理の妙が、津和野の風景描写とシンクロして
何となく切なく哀しいラストに続くのが何とも言えないです(-.-)
津和野には行ったことないのですが、この作品を読んでものすごく行きたくなりましたね。

(2004 3月 作成)
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