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内田康夫FAN

95 若狭殺人事件

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浅見光彦 浅見雪江 浅見陽一郎 内田康夫 小山田博義 樹村昌平 片山 諏訪江梨香 千石友枝 鈴木幸信 斉藤雄二郎 芹沢玲子 富野 滝本 富沢泰司 田畑哲雄 辻村茂 永井正 長淵静四郎 中城光男 細野久男 細野菊代 細野清佳 長谷川希美 比良真佐子 広田 長谷川美由紀 長谷川武之 堀江早智子 正木 前田正和 宮地 峰 松尾俊夫 渡辺秀人 山岸徳二 吉田須美子 山本宏志 柳井重昭 横山健 若松
京都府舞鶴市  福井県小浜市  福井県三方郡        
作家・内田康夫に、大学教授の松岡が相談を持ちかけた。学生が那智勝浦から船で補陀落へ渡る「補陀落渡海」を企画しているというのだ。不吉な予感がするという松岡に誘われ浅見を運転手に紀伊半島へ向かった内田だが  (上記より引用) 
 浅見の脳裏には、三方五湖の箱庭のように慎ましやかで穏やかな風景が蘇った。そこに暮らす人びとの気風も、その風景と同じようにのどかで優しい。
若狭殺人事件 カッパノベルスより引用
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆☆(最高=5)
[感想より]

北浦透さん

旅情ミステリーの魅力があふれていますね。
特別に観光名所が紹介されるわけではないのに、若狭の空気や人々がよく描かれている。
「宿泊設備つき駐車場」のような小品も、何となく楽しいです!
個人的に舞鶴引揚のエピソードには興味を抱きました。混沌とした戦後に、
このような舞鶴の人々の力があったのですね。
内田作品のスタンダードといえる作品で、ミステリーとしても良く、後半からの哀しみ、
だけど温かさを感じさせるエピローグと、中々好みな作品です。

(2010 4月 作成)
【ノベルス】若狭殺人事件 (カッパ・ノベルス)
【文庫本】若狭殺人事件 (徳間文庫)
【文庫本】若狭殺人事件 (講談社文庫)
【文庫本】若狭殺人事件 (光文社文庫)
【関連】浅見光彦のミステリー紀行〈第6集〉創作の秘密、取材の裏話教えます (光文社文庫) 〜鬼首殺人事件