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内田康夫FAN

89 博多殺人事件

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浅見光彦 浅見陽一郎 浅見和子 浅見雅人 浅見雪江 浅見智美 伊藤 大友利兵衛 大友善一 大島 今中ひろ子 加地隆由 隈原 川井真知子 小柳淳次 片田二郎 河口 北島 関口和美 仙石隆一郎 杉本富枝 沢村信夫 島野 須田 仙石ひろ子 高月 鳥井昌樹 友永 田原 筑島雄三 庭野 平岡烈 平岡道夫 藤田 堀山 元久聡子 元久美江子 元久孝司 水谷静香 村松 益生田勇作 益生田治美 益生田貞一 安岡礼子 八木 吉田須美子 吉田 渡辺 矢野 山ノ内
福岡県福岡市           
史跡調査で浅見光彦が見つけた白骨は、博多進出を狙う新興流通グループ幹部だった。一方、地元デパートの案内嬢が殺され、不倫相手と噂の敏腕広報室長に容疑がかかるが、彼は殺された幹部の最後の目撃者だという。「容疑者を救え」兄の刑事局長・陽一郎から意外な命を受け、浅見はデパート戦争連続殺人に挑む。  (上記より引用)
 兄は「助けてやってくれ」と言った。まるで自分のことを懇願するような、切実なひびきがあった。
 そもそも「ホットライン」を使わせたこと自体、きわめて異例だ。兄とどういう関係の女性なのかは言わなかったし、浅見もそれを訊こうとは思わなかった。
博多殺人事件 カッパノベルスより引用
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆(最高=5)
[感想より]

宇野功芳さん

デパート内部の実状や人物はなかなか書けているといえよう。ただ博多の街の描写は今ひとつか?大都市の宿命かも知れないが、博多の街での浅見の行動がホテルとデパート間の移動では、折角の御当地ミステリーも生きてこないであろう。ストーリーは社会性を帯びていてなかなか楽しめた。ただラストは急転直下解決する感じで、個人的には好きになれない駆け込み的解決に思える。

(2006 5月 作成)
【ノベルス】博多殺人事件 (カッパ・ノベルス)
【文庫本】博多殺人事件 (光文社文庫)
【文庫本】博多殺人事件 (講談社文庫)
【コミック】博多殺人事件 (秋田コミックスサスペリア)
【関連】浅見光彦のミステリー紀行〈第5集〉世の矛盾、人の優しさ、面白さ (光文社文庫) 〜「紫の女(ひと)」殺人事件