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内田康夫FAN

83 「紅藍の女」殺人事件

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浅見光彦 浅見雪江 浅見陽一郎 稲村寿美 泉野梅子 飯塚 楠原亜紗 甲戸麻矢 甲戸天洞 黒崎賀久男 額地友延 甲戸彰男 霜原宏志 佐々木輝雄 東木貴夫 野川利子 永岡 半田信和 藤田 三郷夕鶴 三郷伴太郎 三郷透子 三郷輝子 三郷沢太郎 矢代 力岡勝 力岡透子 吉田須美子 横堀昌也 吉富芳枝
東京都世田谷区  神奈川県横浜市  山形県西村山郡
新進ピアニスト・三郷夕鶴の相談を受けた浅見光彦。夕鶴の父が「はないちもんめ」というメッセージを受け取って以来、様子がおかしいのだという。浅見は、夕鶴の話から深い秘密の存在を感じ取り、三郷家の古里、山形県河北町を訪ねる。童歌に秘められた過去、連続する殺人事件、浅見の推理が冴えわたる。 (上記より引用)
「(略)僕みたいな落ちこぼれは、雑草のごとく生きてゆくしかないけれど、エリートはエリートとしての責務があるはずです。つらいから、苦しいからといって、勝手にリタイヤするのは、エリートに金をかけ、期待をかけている無数の人々に対して失礼ですよ」
「紅藍の女」殺人事件 トクマノベルスより引用
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆(最高=5)
[感想より]

宇野功芳さん

横溝作品や江戸川乱歩の復習劇のようにおどろしい雰囲気があり、いつもの浅見作品とは多少趣の異なる作品か?結論からいえばそれなりの作品であるといえよう。悪くはない。気軽に読める。ただ話自体はとても悲しい。ネタバレになるので人物を特定はできないが、あまりにもひどい人生を送る登場人物がおり、読後に陰鬱な気分になった。

(2006 5月 作成)
【単行本】「紅藍の女」殺人事件
【ノベルス】「紅藍(くれない)の女(ひと)」殺人事件 (トクマ・ノベルズ)
【文庫本】「紅藍(くれない)の女(ひと)」殺人事件 (徳間文庫)
【文庫本】「紅藍の女」殺人事件 (講談社文庫)
【関連】浅見光彦のミステリー紀行〈第5集〉世の矛盾、人の優しさ、面白さ (光文社文庫) 〜「紫の女(ひと)」殺人事件