内田康夫FAN |
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東京都世田谷区 神奈川県横浜市 山形県西村山郡 |
新進ピアニスト・三郷夕鶴の相談を受けた浅見光彦。夕鶴の父が「はないちもんめ」というメッセージを受け取って以来、様子がおかしいのだという。浅見は、夕鶴の話から深い秘密の存在を感じ取り、三郷家の古里、山形県河北町を訪ねる。童歌に秘められた過去、連続する殺人事件、浅見の推理が冴えわたる。 (上記より引用) |
「(略)僕みたいな落ちこぼれは、雑草のごとく生きてゆくしかないけれど、エリートはエリートとしての責務があるはずです。つらいから、苦しいからといって、勝手にリタイヤするのは、エリートに金をかけ、期待をかけている無数の人々に対して失礼ですよ」 「紅藍の女」殺人事件 トクマノベルスより引用 |
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆(最高=5) [感想より] 宇野功芳さん 横溝作品や江戸川乱歩の復習劇のようにおどろしい雰囲気があり、いつもの浅見作品とは多少趣の異なる作品か?結論からいえばそれなりの作品であるといえよう。悪くはない。気軽に読める。ただ話自体はとても悲しい。ネタバレになるので人物を特定はできないが、あまりにもひどい人生を送る登場人物がおり、読後に陰鬱な気分になった。 (2006 5月 作成) |
【単行本】「紅藍の女」殺人事件
【ノベルス】「紅藍(くれない)の女(ひと)」殺人事件 (トクマ・ノベルズ) 【文庫本】「紅藍(くれない)の女(ひと)」殺人事件 (徳間文庫) 【文庫本】「紅藍の女」殺人事件 (講談社文庫) 【関連】浅見光彦のミステリー紀行〈第5集〉世の矛盾、人の優しさ、面白さ (光文社文庫) 〜「紫の女(ひと)」殺人事件 |