内田康夫FAN |
感想文掲示板へ |
|
浅見光彦 阿部美果 石塚 浅見陽一郎 浅見雪江 井原 小泉 河路昭典 関山 沢野 土山 中宮 野平隆夫 野平繁子 中瀬 野平清子 藤田 東谷 橋口亮二 細岡英太郎 広井 初谷 保坂 吉田初枝 吉本 吉田武男 吉田須美子 |
京都府京都市 奈良県奈良市 京都府相楽郡 |
京都・大覚寺で、失踪した娘の消息を尋ねる父親に出会った女性編集者は、数日後「ホトケ谷」で女性の他殺死体が発見されたことを知った。早速、父親に連絡すると、「自分は京都など行ってないし、娘も家にいる」という。大覚寺で出会った男は何者?そして第2の事件。古都を舞台に名探偵浅見光彦の推理が冴える。(上記より引用) |
(あぶないな−) 浅見は美果の横顔を眺めながら、彼女の惑溺をひそかに危惧していた。 美香はその浅見の視線を感じたように振り返り、「あら・・・・・・」と呟いた。我に返ったという様子だった。 平城山を越えた女 講談社より引用 |
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆☆(最高=5) [感想より] 宇野功芳さん 奈良を舞台にした話自体が非常に魅力的であり、殺人事件がおこらなくても、仏の盗難にまつわるミステリーだけで十分楽しめるといえよう。マドンナの美果もいききと描かれており、浅見作品のマドンナの中でも自分の好きなマドンナである。残念なのは内田作品特有の後半の駆け込み解決であろう。また女性の役割がストーリーをやや複雑にしており、読後の爽快感が欠ける。とはいえ力作であるのは間違いないといえよう。 (2006 5月 作成) |
【単行本】内田康夫ベストセレクション 平城山を越えた女
【単行本】平城山を越えた女 (講談社) 【ノベルス】平城山を越えた女 (講談社ノベルス) 【文庫本】平城山(ならやま)を越えた女 (徳間文庫) 【文庫本】平城山を越えた女 (文春文庫) 【文庫本】平城山を越えた女 (講談社文庫) 【関連】浅見光彦のミステリー紀行〈第4集〉―悲喜こもごも作家と編集者たち (光文社文庫) 〜平城山 |