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内田康夫FAN

68 湯布院殺人事件

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尾川義久 和泉直人 相羽勝司 和泉麻子 和泉小百合 大多賀 宇田川信之 大木桂子 上森愛子 井谷 板坂みち子 板坂雄一 沢田 高柳常雄 高梨龍太郎 高梨弘一 竹西夏美 竹西秀二 高梨春香 高梨政次郎 田所 谷口幸雄 長島 平井 馬場亮介 馬場秋野 藤代三枝子 森口 山内
大分県大分郡 大分県竹田市 熊本県阿蘇郡     
霧の底に沈み幻想的なたたずまいをみせる湯布院。この静かな盆地の町で、疑獄事件の渦中にある前文部次官が首を吊った。数カ月後、前次官と関係の深い旧家の高梨家を、和泉教授夫妻が訪れた。和泉直人は哲学出身の法律学者、しかも犯罪心理学では世界的に認められている。旅行中に、妙なことから預かった男の子、和泉が着いたその日から、高梨家では連続殺人が。  (上記より引用)
「・・・いったい何が彼をして犯罪を犯さしめたのか - その動機を物質的即物的に辿るのと同時に、その罪を犯すにいたった道ほどを内面的に辿ることも、法に携わる者は忘れてはなりません。」
湯布院殺人事件 C・NOVELSより引用
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆(最高=5)
[感想より]

宇野功芳さん

前評判があまり芳しくなかったので、期待しないで読んだのだが、なかなか楽しめたといえよう。法学部の教授夫婦が主人公というのはなかなかいい設定なのかもしれぬ。是非、続編もお願いしたいものだ。この話自体はいたって単純で、設定も「犬神家の一族」のようで目新しいものもない。でも単純というのは結構楽しめるものだともいえよう。たまには浅見作品以外もいいといえよう。

(2006 3月 作成)
【ノベルス】湯布院殺人事件 (C・NOVELS)
【文庫本】湯布院殺人事件 (講談社文庫)
【文庫本】湯布院殺人事件 (中公文庫)
【関連】浅見光彦のミステリー紀行―ミステリーへの熱き想い〈番外編2〉 (光文社文庫)