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内田康夫FAN

67 城崎殺人事件

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出版

浅見光彦 浅見陽一郎 浅見雪江 井岡良二 天沢信孝 天沢まゆ子 青地 漆原 岡田 梶木 川村 加久 河野 富田 竹内 豊村 中富加代子 藤田 横尾 水野幹雄 松井美夫 安里利昌 安里 森本 吉村 矢瀬君男
 兵庫県豊岡市 兵庫県城崎郡 兵庫県出石郡
母親・雪江のお伴で城崎温泉を訪れたルポライターの浅見光彦は、かつて金の先物取引の詐欺事件で悪名高い保全投資協会の幽霊ビルで死体が発見されたところに行きあたる。しかも、この一年で三人目の犠牲者だという。警察は、はじめの二人は自殺と断定。今回もその可能性が高いというのだが…。城崎、出石、亀岡…。不審を抱いた浅見は調査に乗り出した。会心の長篇旅情ミステリー。  (上記より引用)
 浅見はギクリとした。自分がひどく軽薄な取材姿勢であることを思い知ったような気分だった。
 老女の言うとおり、土蜘蛛にかぎらず、酒呑童子(鬼)、ヤマタノオロチ、ムカデ等々、古来、英雄に退治された化け物の伝説の多くは、天孫族に抵抗した先住民族を化け物にたとえ、蔑視したものといわれる。言ってみれば、わが国における差別思想の根源みたいなものだ。
城崎殺人事件 トクマノベルスより引用
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆(最高=5)
[感想より]

北浦透さん

浅見と雪江の二人旅ですが、『三州吉良殺人事件』に比べると、ほのぼの感に欠けていますね。もっと二人で出かけてほしいです。 個人的には安里に魅力を覚えましたし、まゆ子も出番は少ないのに、神秘的で好きです。この分量でこれだけのミステリーは、そうそうありません。

(2006 3月 作成)
【単行本】城崎殺人事件(徳間書店)
【ノベルス】城崎殺人事件 (トクマ・ノベルズ)
【文庫本】城崎殺人事件 (徳間文庫)
【文庫本】城崎殺人事件 (角川文庫)
【文庫本】城崎殺人事件 (光文社文庫)
【関連】浅見光彦のミステリー紀行〈第3集〉殺人よりもアブナイ話 (光文社文庫)