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内田康夫FAN

62 隠岐伝説殺人事件

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浅見光彦 石出 小野敬春 小野良恵 浅見雪江 小野信継 小野 浅見陽一郎 浅見雅人 浅見智美 浅見和子 北本 紀伊 琴野 柿崎高明 白倉吉紀 佐田 佐治貴恵 曾我泰三 徳安 滝川 高橋 長野広夫 野田 長沢 野村勝男 広山 平賀 平賀京美 藤田 村上助九郎 三田 正岡 室崎 安木 吉田須美子 横井   
島根県隠岐郡  東京都目黒区
佐田教授を団長とする後鳥羽上皇の遺跡発掘団の様子をルポするため、浅見光彦は一員として隠岐・中ノ島を訪れた。ところが町長主催の親睦パーティーの席上で「祟り」があるから掘るなと、発掘に反対し、騒ぎを起こしていた島の老人・小野が、溺死体となって発見される。一方、白倉教授とともに中ノ島の有力者・村上家を訪れた女子大学院生・佐治貴恵は、そこで時価数十億円といわれる稀本「源氏物語絵巻」に関する秘密の古文書を発見するが…。名探偵・浅見光彦が後鳥羽上皇にまつわる謎に挑む本格長篇ミステリー。  (上記より引用)
 曾我が上体を浅見のほうに傾けたまま、動かなくなった。
 長いことそうしていて、やがて「ふうーっ」と息を吐いて、言った。
「そうか、隠岐だな。隠岐で聞いてきたのだな。それであんた、白倉君と・・・・・・」
隠岐伝説殺人事件 角川文庫より引用 
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆☆(最高=5)
[感想より]

宇野功芳さん

久しぶりに内田作品を読んだが、それなりにたのしめた。ストーリーの後味もよい。ただ上下巻にまたがるほど、中身が濃いとはいえないだろう。話をもっと短くすればよかたっと悔やまれてならない。それにしても内田作品には本当のような嘘の話が多く、またその設定がうまい。この作品は特にフィクションのアイテムが効いているといえよう。

(2006 3月 作成)
【単行本】隠岐伝説殺人事件 角川春樹事務所
【ノベルス】隠岐伝説殺人事件 (トクマ・ノベルズ)
【ノベルス】隠岐伝説殺人事件〈下〉 (カドカワノベルズ)
【文庫本】隠岐伝説殺人事件〈上〉 (角川文庫)
【関連】浅見光彦のミステリー紀行〈第3集〉殺人よりもアブナイ話 (光文社文庫)