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内田康夫FAN

61 追分殺人事件

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小川貢 岡部和雄 秋山徳二 大井 青野弘之 木下 工藤 神谷 桑江仲男 清原 北本 倉島 小西勝男 坂口 園田 佐々木 谷田恵美 竹村岩男 竹村陽子 谷田幸雄 名倉裕一 小野初子 西川 永井薫 永井満良 細川隆 丸岡一枝 増田亞梨沙 宮崎 丸岡武人 宮沢友雄 安原耕三 矢沢良雄 吉井 
長野県軽井沢町   東京都文京区 北海道夕張市 北海道江差町    
信濃追分駅近くのみやげ物屋「ひいらぎ」の前で男が死んでいた。時をおかずして東京は本郷追分にある「八百屋お七の墓」でも男の変死体が発見される。捜査に乗り出したのは信濃のコロンボ・竹村警部と警視庁の切れ者岡部警部だった。この名探偵コンビ、二つの「追分」に着目し早期解明を図るが調べを進めるにつれ、謎は北海道にまで拡がってゆく…。  (上記より引用)
「追分節の愛好者だったそうですが、歌は上手かったのですか」
「さあ、それほど上手いとは思わなかったのですが、好きでしたね。少し酒がひると、すぐに歌い出したし、山から帰ってくる道でも、のんびり歩きながら、楽しそうに歌っていましたっけ」
 炭住街を歌いながら、真っ黒い顔をした男たちが連れだってゆくのが、目に見えるようだった。
追分殺人事件 双葉文庫より引用
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆☆(最高=5)
[感想より]

宇野功芳さん

なかなかの力作といえよう。 自分は竹村警部、岡部警部ともに好きであるが、夕張の炭坑の哀愁、厳しさなども詳細に また、丁寧に描かれており、読んでいて、胸のつまる思いがした。この作品は推理小説というより、純文学作品ともいえよう。純粋に直木賞にも推薦したくなる作品といえよう。 まだ読んでいないファンには一読をすすめる。

(2006 3月 作成)
【単行本】双葉社
【ノベルス】追分殺人事件 (FUTABA NOVELS)
【文庫本】追分殺人事件 (ハルキ文庫)
【文庫本】追分殺人事件 (角川文庫)
【文庫本】追分殺人事件 (双葉文庫)
【関連】浅見光彦のミステリー紀行―ミステリーへの熱き想い〈番外編2〉 (光文社文庫)