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内田康夫FAN

49 終幕のない殺人

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あらすじ
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レビュー
出版

浅見光彦 浅見雪江 浅見陽一郎 小野 青田 赤岡 赤塚三男 加堂孝次郎 後藤明弘 片岡清太郎 神保照夫 白井美保子 谷川秀夫 谷川令奈 立花かおる 野沢光子 中原清 中原幸枝 永井智宏 長洲 広野サトシ 堀内由紀 芳賀幹子 平山辰男 藤沢 丸山敏雄 森下守 三宅一生 三島京子 松岡 山口   
 神奈川県足柄下郡    
芸能界の大御所・加堂孝次郎の箱根の別荘で十四人の賓客を迎え、華麗な晩餐会が開かれようとしていた。その中に浅見光彦と幼なじみ野沢光子の当惑した顔があった。実は二年連続して不審な死亡事故が起きているのだ。果たして男優の永井智宏が何者かに毒殺された。いよいよ連続殺人劇の序曲が始まる。 (上記より引用)
「ねえ、ちょっとあなた」
 平山はギクリとしたように立ち止まり、京子のほうに体を向けた。相変わらず、腰から上を十五度ほど斜めに傾け、目を伏せぎみにし、顔は床に向いた姿勢である。
「は?何か?・・・・・・」
「加堂さんがまだ出てみえないけど、どうなさったの?」
終幕のない殺人 祥文社ノン・ポシェットより引用
【FAN データ】平均的評価=☆☆(最高=5)
[感想より]

宇野功芳さん
通常のセンセとは思いっきり雰囲気の異なる作品。評価はというと・・・うーん。
センセの良いところが全く表れていないといえよう。旅情もなければロマンスもない。
最後の決め手の人間関係もこじつけのようだし、殺人の動機も弱いので、説得力がイマイチ。唯一、野沢光子がパートナーとして登場するので、期待したがこちらも活躍もしないし、そのキャラクターの個性も活きていない。まあ、こんな作品もあるかなという感じか。


keitakさん
浅見シリーズは全作読んでしまったので、仕方なく最後に読んだければ、やっぱりという内容。でもこれは、こんなくだらない本も書けと言われれば書けるんだよという証明でしょう。この手の推理本って多いから。



(2005 2月 作成)

【ノベルス】終幕(フィナーレ)のない殺人 (ノン・ノベル)
【文庫本】終幕のない殺人 (講談社文庫)
【コミック】終幕のない殺人 (SUSPERIA MYSTERY)
【関連】浅見光彦のミステリー紀行〈第2集〉小説に書かなかった話 (光文社文庫)