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内田康夫FAN

47 長崎殺人事件

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浅見光彦 内田康夫 浅見陽一郎 浅見雪江 稲田佐和 梅沢 岡田 宇佐見 江口紗綾子 荒井省三 安西次男 稲垣 小川 小林朝美 川崎友美 郡司 芹沢玲子 園井完治 桜木 津田麻衣子 田口 滝川靖雄 田村寛之 田村文枝 竹田 野口 樋口実加代 藤島 久山誠次郎 本田 久山柚紀子 久山隆文 久山紗綾子 本沢千恵子 松波春香 松波公一郎 松波千秋 松波美奈子 三上友江 三上達男 三上達哉 三上健太 三上幸子 三上順子 山岡庄次 湯川正尚 山崎 吉田須美子   
 長崎県長崎市  長崎県島原市   
「殺人容疑をかけられた父を助けてほしい」作家・内田康夫のもとに長崎から浅見光彦宛の手紙が届いた。早速、浅見に連絡をとると、彼は偶然、長崎に。名探偵・浅見光彦さえも翻弄する意外な真相とは。(上記より引用)
 浅見は腕を組んで、長崎の街に背を向けた。視界三百六十度の展望台である。逆の方角には緑濃い半島の風景が広がっていた。
「やあ、こっち側も素晴らしいなあ」
 浅見は簡単に思考を中断して、またしても子供じみた歓声を上げた。
 重畳として連なる半島の山々、紫色に霞む春の海、島々。
「日本は美しい国ですねえ・・・・・・」
 まるでエトランゼのように単純に感嘆する浅見を、春香は不思議な生き物でも見るような目で眺めた。
長崎殺人事件 光文社文庫より引用
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆☆(最高=5)
[感想より]

ゆきおんさん
大好きです。
長崎の風情とストーリー展開のテンポのよさ
グラバー園に久々にいってみたくなった。
犯人は恥ずかしながら最後の最後まで
分らんかった。
屈辱の作品!よむべし!


琉球さん
個人的に一番好きな作品です。それは、作品に描かれた情景描写が、どの作品よりも際だって鮮やかだったからです。また、この本を初めて読んだのは中学二年生の時で、この年は修学旅行があり、長崎に行ったのです。だから、僕はこの小説に書かれてあることを映像としてとらえることができました。だからこの作品は、最も印象に残っています。


宇野功芳さん
みなさんのいう通り、テンポのよい作品。
長崎の魅力も満点。
あっという間に読み終えた。
ただ、後半の意外な解決には驚きというより・・・
あわてて一気に解決というような気がするが、
それは私のあまのじゃくな見方だろうか?


北浦透さん
先生の代表作の一つです(いくつあるんだ?)。雰囲気といい、人物といい申し分なく、浅見光彦の活躍も存分に楽しめます。またミステリーとしての質の高さも見逃せない。こういう作品をもっと書いてほしいな。
ちなみに浅見と犯人のやりとりは、あの「白鳥殺人事件」に匹敵するくらい好きな場面です。
なのに、なぜか再読であの余韻が与えられなかったので☆が一つ減りました。うーん(笑)



(2005 2月 作成)

【ノベルス】長崎殺人事件 (カッパ・ノベルス)
【文庫本】長崎殺人事件: 「浅見光彦×日本列島縦断」シリーズ (光文社文庫)
【文庫本】長崎殺人事件 (角川文庫)
【関連】浅見光彦のミステリー紀行〈第2集〉小説に書かなかった話 (光文社文庫)