内田康夫FAN |
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愛知県犬山市 岐阜県美濃市 |
真杉伸子は小学校の同窓会で、かつて彼女を思慕していた宮田治夫と再会。伸子はいまだ独身の宮田と妹・光子のデートをお膳立てした。二人は高村光太郎・智恵子展で逢ったが、そこに、光太郎の木彫の「蝉」を食い入るように見つめている男がいた。ところが、その男が福島で殺され、宮田も島根で水死体となって発見された。伸子は妹の友人で名探偵の誉れ高い浅見光彦に事件の真相究明を依頼したが…。(上記より引用) |
「変わった屋根ですねえ」 浅見は言った。 「ああ、あれですか、あれはウダツですよ」 長富は言った。 「ウダツというとウダツが上がらない - という、あれですか」 「(略)ウダツが上がっているのは、金持ちの家だけなのですな。そこで、われわれのような貧乏人のことを『ウダツが上がらない』というようになったということなのですなあ」 「へえー、そういうことだったのですか」 浅見は初耳だった。 「つまり、『ウダツ』はステータスシンボルであったというわけですね」 浅見は面白そうに言った。 「そうすると、現代のウダツは何ですかね。さしずめ外車なんかそうですか。それに宝石・・・・・・」 美濃路殺人事件 トクマノベルスより引用 |
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆(最高=5) [感想より] 西川雅彦さん 私は尾張地方に住んでいるので、浅見光彦が移動しているときの風景が頭の中に映ってみえた。明治村で殺人が本当に起きたのかと思い込んでしまった。自分の知っている土地での作品は面白く読めた。 宇野功芳さん |
【単行本】美濃路殺人事件
【文庫本】美濃路殺人事件 (角川文庫) 【文庫本】美濃路殺人事件 (徳間文庫) 【コミック】浅見光彦ミステリースペシャル(10) (マンサンコミックス) 【関連】浅見光彦のミステリー紀行〈第2集〉小説に書かなかった話 (光文社文庫) |