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内田康夫FAN

39 鏡の女

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NO 作品名 
登場人物
地名
あらすじ
名場面
レビュー
出版

浅見光彦 浅見雪江 浅見陽一郎 浅野夏子 佐野知恵 浅野静香 鳥須友紀 里村弘美 加奈子 キミ 橋本 文瀬夏子 文瀬聖一 吉田須美子    
       
ある日突然,浅見光彦の許に大きなダンボールが届いた。中味は姫鏡台。送り主は浅見の初恋の相手・夏子だった。戸惑いながらも淡い思いに引きずられるように、現在彼女が住む田園調布へ赴く。ところが、そこで浅見を待ち受けていたのは、夏子の死の知らせだった。鏡台に残された彼女の謎の言葉とは?(「鏡の女」より)鏡にまつわる抒情溢れる推理小説集。(上記より引用)
「あれ? だけどこの住所、へんですねえ」
 若い男は眉をひそめた。
「変て、何が変なんですか?」
 友紀は気になって、男の指先を覗いた。
鏡の女 角川文庫より引用
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆☆(最高=5)
[感想より]

mysteryファンさん

短編ながら内田作品の中でももっとも好きな作品。自分も今から50年近く前の高校時代暗号を使った通信をしていたことがある。 
自分宛のSOSに気づかなかった光彦の悲しみが伝わってくる。

(2004 11月 作成)
【ノベルス】鏡の女 (ジョイ・ノベルス)
【文庫本】鏡の女 (角川文庫)
【文庫本】鏡の女 (祥伝社文庫)
【関連】浅見光彦のミステリー紀行〈第2集〉小説に書かなかった話 (光文社文庫)

40 地下鉄の鏡 感想文掲示板へ
浅見光彦 駒村ひろ子 沢田智幸 坂本 平野哲子 根岸
北海道札幌市 東京都府中市 東京都渋谷区 
 
「忘れていたのですがね、あるにはあるのですよ、鏡が」
「えっ、あるのですか? どこにです?」
「ホームです」
「ホーム? しかし、さっき覗いた見たのですが、それらしいものは見当たりませんでしたよ」
「それはね。ふつうに見たんじゃ気がつかないかもしれないのです」
鏡の女 角川文庫より引用
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆☆(最高=5)
[感想より]

宇野功芳さん

話のドンデン返しがよい。 
しかも途中で勧善懲悪的なユーモアあふれる話もある。

(2004 11月 作成)

41 透明な鏡 感想文掲示板へ
浅見光彦 浅見雪江 浅見陽一郎 片倉 佐藤敬三 木下喬 片山鈴子 小柴美砂子 佐山宏美 真島 望月香苗 水野友美 結城純雄 
静岡県田方郡
 
「なるほど、それはいいですねえ。檜風呂は木の香りが清々しく、ごきげんでしたよ。このぶんなら岩風呂のほうも、十分期待が持てそうだなあ」
 浅見は素直に喜んだが、まさか、そのルールのおかげで、自分が犯罪の容疑者扱いされるなどという災難が降りかかることになるとは思ってもみなかった。
鏡の女 角川文庫より引用
【FAN データ】平均的評価=☆☆(最高=5)
[感想より]

北浦透さん

トリック重視の作品が嫌いという意味で「駄作」と先生は言っているようですが、僕は普通に楽しめました。最後の浅見の台詞がまた、彼らしくて好きです。

(2005 2月 作成)