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内田康夫FAN

38 漂白の楽人

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出版

漆原肇子 漆原睦子 漆原宏 木村達男 秋山 浅見光彦 浅見陽一郎 浅見雪江 内海英光 曾根睦子 曾根袈裟男 曾根トク 豊野きせ子 時岡 谷山元治 青崎 桑原兵三 久保田良雄 沢井彰男 松本 矢野貴志 二宮 畑山 吉田須美子 南雲道雄 浜田徳光 浜田隆一郎 松井タケ 矢野隆一郎 松木健司 原田新太郎 若林   
新潟県蒲原郡 新潟県中魚沼郡 新潟県十日町市 静岡県沼津市        
静岡県沼津市に住む漆原肇子 は、相次いで肉親を失った。 ボートから転落死した兄は生前、自分が死んだら浅見とい う男に愛用のワープロをあげ てくれと言い、何者かに刺殺 された母は「シシ、ハマダ、 コガ」という言葉を遺した。 肇子は母の育った新潟県月潟 村が、子どもによる大道芸・ 角兵衛獅子発祥の地だと知る。沼津と月潟を結ぶ、浅見光彦 と肇子の探偵行が始まった。(上記より引用)  
浅見は何か厳粛な事実を目の辺りにするような気持ちだった。彼等の結束の固さは、そいうルーツを背負った者たち同士の、ある種の優しさの表れなのかもしれない。たまたま「弁慶」の指揮下に統率されたことによって、社会的には悪の象徴のように悪様に言われる結果を招いたとはいえ、それが彼等の本意であったとは思えなかったし、思いたくもなかった。
漂白の楽人 講談社ノベルスより引用
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆☆☆(最高=5)
[感想より]

北浦透さん

作品の素晴らしさは読んだ通り、内田作品の中でも屈指の傑作です。最後のヒロインの台詞は余韻たっぷり。 
水谷豊主演のドラマは必見です!


宇野功芳さん

せまりくる恐怖。神秘的な過去のいきさつ。 
テンポもよい。力作といえよう。 
津南町をはじめ、越後の描写もいい。


柏餅☆さん

随分前に書かれた物なのに今読んでも面白い☆ってことは、やはり本物なんだと思います!!!!! 
犯人が逮捕されるのは、仕方ないんじゃないでしょうか・・? 
エゴ・・・・・なんでしょうか? 
浅見はなんとかして犯人を助けようとしてます。(たとえ友人が殺されても) 
そういう「人間臭さ」がいいんじゃないでしょうか 

(2004 11月 作成)
【単行本】漂泊の楽人 (推理特別書下ろし)
【ノベルス】漂泊の楽人 (講談社ノベルス)
【文庫本】漂泊の楽人 (徳間文庫)
【文庫本】漂泊の楽人 (講談社文庫)
【文庫本】漂泊の楽人 (中公文庫)
【コミック】浅見光彦ミステリースペシャル 13 (マンサンコミックス)
【関連】浅見光彦のミステリー紀行〈第2集〉小説に書かなかった話 (光文社文庫)