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内田康夫FAN

32 「首の女」殺人事件

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浅見光彦 浅見陽一郎 浅見雪江 井出 秋本 風間 佐野 駒田柳之 徳丸 柴山亮吾 高橋 大沢華江 大沢月江 大沢啓次 幸次郎 駒田勇 富沢宏行 竹島 谷山 牧原 久永松男 宮下紀男 真杉民秋 真杉伸子 野沢純夫 野沢光子 鳴海 野沢伸子 広富 橋田幸夫 宮田治夫   
島根県江津市  島根県邇摩郡  島根県邑智郡  東京都文京区 東京都杉並区 福島県二本松市
真杉伸子は小学校の同窓会で、かつて彼女を思慕していた宮田治夫と再会。伸子はいまだ独身の宮田と妹・光子のデートをお膳立てした。二人は高村光太郎・智恵子展で逢ったが、そこに、光太郎の木彫の「蝉」を食い入るように見つめている男がいた。ところが、その男が福島で殺され、宮田も島根で水死体となって発見された。伸子は妹の友人で名探偵の誉れ高い浅見光彦に事件の真相究明を依頼したが…。(上記より引用)
(あの人、姉さんのこと好きなんだわ、絶対に - )
  いやなんです
  あなたのいってしまふのが - 
 という詩をあんな風に熱心に語ったのは、なんのことはない、宮田自身の姉に対する心情の吐露でしかなかったんだ - と光子は確信した。
(だけど、姉さんのこと好きになって、あの人、どうしようというつもりかしら? - )
「首の人」殺人事件 徳間文庫より引用
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆(最高=5)
[感想より]

宇野功芳さん

この作品のヒロイン野沢光子はなかなか魅力的だ。他の作品に登場しているか私は知らないが、是非とも再登場してほしい人物である。
浜田山とか、荻窪とか私のゆかりの土地が描かれているが、もう少しいろいろと描いてほしかった。話自体は可もなく不可もなくと
いった作品といえよう。高村光太郎と智恵子のエピソードはよかった。

(2004 11月 作成)
 
【ノベルス】「首の女(ヒト)」殺人事件 (トクマ・ノベルズ)
【文庫本】「首の女(ひと)」殺人事件 (角川文庫)
【文庫本】「首の女(ひと)」殺人事件 (徳間文庫)
【関連】浅見光彦のミステリー紀行―はじめて明かす創作の裏話 (光文社文庫)