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内田康夫FAN

30 高千穂伝説殺人事件

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浅見光彦 林 林有子 本沢千恵子 本沢誠一 田上トシ 甲斐敏正 伊藤繁泰 帆村源治郎 安在晃一 富沢 安在美紀 橋口 野田 安井 市川要一 石動満男 三上克夫 田坂栄男 三上なよ子 前田均 浅見雪江 吉田須美子 甲斐アヤ子 工藤和生 平林 秋山 浅見陽一郎 谷口 佐川 黒沢 並木 高正 黒木 香川省吾 伊東三郎 渡辺治男 滝井進 田坂加津子 宮下徹三 本沢徹三 長田幹夫
宮崎県西臼杵郡  宮崎県日向市  宮崎県小林市  宮崎県延岡市 
天孫降臨の地と言われる高千穂。宮崎で行われた“真の伝説の地”を巡るシンポジウムの開催中、高千穂町町議会議員の帆村が轢死した。同じ頃、東京では美貌のヴァイオリニスト千恵子の父親が失踪。留守番電話には“ブツはニュータバルからタカチホへ”という謎のメッセージが残されていた。危険を顧みずに千恵子は単身宮崎へ飛ぶ。彼女の叔父に頼まれ、浅見光彦も後を追うが―。荒ぶる神が走りさるかのごとく高千穂の地で相次ぐ変死。神話の国に隠された巨大な秘密を浅見光彦は暴けるのか―!内田康夫、伝説シリーズ渾身の傑作ミステリー。  (上記より引用)
「つまり、日本人の賢さの根底にあるものは何か - と訊いとる」
 浅見が答えられずにいると、焦れったそうに催促した。
「分かりません」
 浅見は正直に答えた。老人はむしろ満足げに大きく頷いて、「分かるまいの、それで当然じゃ」と言った。
 「それは、大和民族発生に関わる、こころの問題じゃよ」
 老人はまたわけの分からないことを言い出した。
「あんた、なんというたかな?」
 老人は訊いた。
「浅見です、浅見といいます。」
「そうか、浅見さんか、わしはあんたを知らんが、いい眼をしておられる。(略)」
高千穂伝説殺人事件 角川文庫より引用
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆☆(最高=5)
[感想より]

宇野功芳さん

自分は神話も大好きなので、物語を読んで高千穂に行きたくなった。
ヒロインも魅力的で個人的は、シリーズのヒロインの中で一番好きである。
内田作品には結末が嫌いな作品が結構あるのだが、この作品の結末はそれほど嫌いではない。

(2004 3月作成)
【単行本】高千穂伝説殺人事件 角川春樹事務所
【ノベルス】高千穂伝説殺人事件 (カドカワ・エンタテインメント)
【文庫本】高千穂伝説殺人事件 (角川文庫)
【文庫本】高千穂伝説殺人事件 (光文社文庫)
【関連】浅見光彦のミステリー紀行―はじめて明かす創作の裏話 (光文社文庫)