内田康夫FAN |
感想文掲示板へ |
【登場人物】 浅見光彦 |
【舞台】 奈良県 |
【あらすじ】 邪馬台国の研究に生涯を費やした孤高の考古学者・小池拓郎が殺された。その直後、彼の発掘していた古墳から邪馬台国の手がかりと思われる銅鏡が発見され、考古学界は騒然となる。浅見光彦は、小池が寄宿していた当麻寺の住職から事件解決を依頼され、早春の大和路へ向かった。老考古学者が遺した一通の古い手紙と色褪せた写真―住職の娘・有里とともに事件を追う浅見は、いつしか時を超えた女達の妄執に搦め捕られてゆく。古代史のロマンを背景に展開する格調高い文芸ミステリー。 上記より |
【名場面】 |
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆☆(最高=5) [感想より] 他の皆さんが書いていらっしゃるように、本当にすばらしい作品でした。特に帯にも書いてあったように、女性の恨みの恐ろしさが溢れんばかりに出ている作品でした。 また内田先生が特に思い入れあるのか、それとも浅見氏なのかはわかりませんが、奈良の情景がとても細やかに、そして深く描かれているのに気付かされます。天河伝説―もそうですが、本当に思い入れがあると感じさせる描かれ方でした。 また作品中にもありましたが、これほど人の死が出てくる作品はないとありましたが、私自身もそう思い、不謹慎ながらもそれを楽しみ自分がいてしまいました。 くるさん (2018 8月 作成) |
【単行本】毎日新聞社 【単行本】箸墓幻想 (カドカワ・エンタテインメント) 【文庫本】箸墓幻想 (角川文庫) 【関連】 浅見光彦のミステリー紀行 第9集 〜十三の冥府 【コミック】 内田康夫浅見光彦ミステリー&旅情サスペンス 15 【電子書籍】Kindle版 |