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内田康夫FAN

129 ユタが愛した探偵

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【登場人物】

浅見光彦 浅見智美 浅見雅人 浅見雪江 浅見和子 浅見陽一郎 大城 伊芸学 明石和子 越坂雅彦 河井慶子 小西敦 風間了 黒須 金城カメ 式香桜里 式峰男 式賀津江 田中敏男 登川誠子 徳山 西崎里志 比嘉孝義 福川健一 藤田 平安名智雄 村松秀哉 牧田盛勝 森ゆかり 湯本聡子 吉田須美子


【舞台】

沖縄県島尻郡 沖縄県国頭郡 沖縄県名護市 沖縄県中頭郡 滋賀県大津市


【あらすじ】

琉球王家から伝わった彦根の名物行事「ブクブク茶会」のニュース番組を担当した琵琶湖テレビの湯本聡子は、沖縄から茶会に参加した美女・式香桜里から不思議な予言を受ける。放送後、香桜里の動向を探っていた不審な男が、知念村の斎場御岳で死体となって発見される。男はスキャンダル雑誌の編集長・風間了。毒物による中毒死だった。風間の関係者から事件究明の依頼を受けた浅見光彦は、急遽沖縄へ―。

上記より


【名場面】

広場から森に入ると、森の奥の小暗いところに五、六人の女性がうずくまっていた。
香桜里は立ち止まり、聡子の耳に口を寄せて囁いた。
「あのひとたち、ユタです」
「えっ・・・・・・」
何か秘密めいた言い方だったので、聡子はギクリとして、思わず体を竦めた。
ユタが愛した探偵 徳間書店より引用


【FAN データ】平均的評価=☆☆☆☆(最高=5) [感想より]

いままでの浅見光彦の作品とは趣の違う作品。
映像化したらいい作品になりそうだ。
この作品はいままでには味わえなかった良さを満喫できる。
この作品を読んでから沖縄旅行に行ったのだが、沖縄旅行が2倍楽しめた。
ただ、実際に沖縄に行ってから改めて読んでみると、
沖縄の描写がユタに偏りすぎているのではとも思う。
もっと沖縄の本質をえぐって欲しいと考えるのは、今までの作品に慣れすぎたからか。
これはこれでいいのにもかかわらず。

宇野功芳さん

(2018 8月 作成)

【単行本】徳間書店
【新書】ユタが愛した探偵 (トクマ・ノベルズ)
【文庫本】ユタが愛した探偵 (角川文庫)
【文庫本】ユタが愛した探偵 (徳間文庫)
【文庫本】ユタが愛した探偵 (光文社文庫)
【関連】浅見光彦のミステリー紀行〈第8集〉すべては『不思議?』から始まった 〜ユタが愛した探偵


【電子書籍】Kindle版