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内田康夫FAN

122 皇女の霊柩

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【登場人物】

浅見光彦 浅見智美 浅見陽一郎 浅見雪江 伊藤 大杉幸仁 安達 大塚瑞枝  大石和男 大塚一男 池本広一 池本志保 池本美雪 池本ゆかり 川上 川上啓子 小林 柏木克之 柏木久雄 瀬戸原道造 佐々木慎一 佐々木きよ子 佐々木勝巳 佐々木あや子 佐々木伸三 佐々木俊夫 笹沢 中村 弘田裕子 藤田 牟田部真紀 牟田部克之 牟田部真帆 牟田部志保  森川栄市 牟田部茂吉 御嶽ゆかり 御嶽省吾 八木沢俊夫 山田 山下州平 八木沢昭尚 若林英樹 吉田須美子

【舞台】

長野県木曾郡 東京都渋谷区 東京都稲城市 岐阜県中津川市 岐阜県加茂郡 群馬県碓氷郡 

【あらすじ】

東京の品川と木曽の馬篭で若い女性が殺された。事件を探る浅見光彦は、悲劇の皇女和宮の柩をめぐる伝説を知る。かつて馬篭で作られ後に焼失した柩と、東京の増上寺に実在する和宮の墓から発掘された柩。さらに柩を発掘した、大学の考古学研究室の関係者たちには秘密の気配がまつわる。謎を追う光彦の前で起こる第三の殺人。すべての事件を結ぶ糸をひそかに操っているのは誰なのか。

(上記より引用)


【名場面】

「悲しいことですな」と、しかし瀬戸原はポツリと言った。見ると老人は目を潤ませ、音を立てて鼻水を啜った。
「いくつになっても・・・いや歳を取るほど、親しい者が亡くなるのは悲しいものです。人間はいったい、何のために学問をしてきたのでしょうかなあ・・・」

皇女の霊柩 新潮社より引用

【FAN データ】平均的評価=☆☆☆(最高=5) [感想より]

最初からぐいぐいと引き込まれた作品。
それは自分が歴史好きのこともあるのだろうが。
ヒロインの大学の男友達の描写がいい。
さすがに浅見もいつもヒロインと寅さんのようだと、マンネリだが、
こういった別の男性がでてくると別の意味で楽しめる。
内田作品は犯人が途中でわかろうと、
もとおいうと最初からわかっていてもその魅力は変わらない。
この作品は自分がベスト10を選ぶのなら、
是非いれたい作品である。

宇野功芳さん

(2018 6月 作成)

【単行本】新潮社
【単行本】角川書店
【新書】皇女の霊柩 (ジョイ・ノベルス)
【文庫本】皇女の霊柩 (角川文庫)
【文庫本】皇女の霊柩 (講談社文庫)
【文庫本】皇女の霊柩 (新潮文庫)
【関連】浅見光彦のミステリー紀行〈第8集〉すべては『不思議?』から始まった 〜ユタが愛した探偵

【コミック】
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【電子書籍】
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