内田康夫FAN |
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北海道札幌市 北海道函館市 北海道山越郡 |
ススキノのクラブ「ユリアンヌ」に時折現れる謎めいたプロモーター白井。彼が一人で飲んでいる夜に限って、店に白井宛の電話がかかってくる。ママにとっては妙に気になる客であった。一方、浅見光彦が捜索を依頼された失踪人・戸田は、その白井の身辺を探っていた。戸田が残した不可解な盗聴テープに興味を惹かれ、浅見は札幌へ飛ぶ。次第に姿を曝す北海道開発の巨大な黒い利権、タブーに近付く浅見光彦にも危機が。 (上記より引用) |
「土地は元来、耕すことによって利潤を得ることができるものであった。それがいまはどうだ、何も生産しない不毛の土地が、単にそこに土地があるというだけで利殖の対象になっている。東京や大阪近辺の、なけなしの土地ならともかく、北海道の大地を商品相場のごとくに弄ぶのは許しがたい。そういうことが北海道に住む者たちの精神風土を貶め、いやしくしているのを、わしは見るにしのびんのです」
札幌殺人事件 カッパノベルスより引用 |
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆☆(最高=5) [感想より] 伊豆守さん 個人的には、浅見シリーズでトップ5に入る作品です。 (世間の評価とは一致しませんが・・) エピローグの最後のシーン、涙が止まりませんでした。 社会的問題に一石投じる面も良いのすが、登場人物の人間性やロマンスが、とても印象的な物語だったと思っています。 (2011 12月 作成) |
【単行本】光文社 【新書】札幌殺人事件〈上〉 (カッパ・ノベルス) 【文庫本】札幌殺人事件 (上) (角川文庫) 【文庫本】札幌殺人事件〈上〉 (光文社文庫) 【関連】浅見光彦のミステリー紀行〈第7集〉作家と読者の不思議な関係 (光文社文庫) 〜蜃気楼 【電子書籍】札幌殺人事件(上・下合冊版) Kindle版 |