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内田康夫FAN

115 札幌殺人事件

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浅見光彦 赤山裕美 小野知之 浅見雪江 浅見和子 江場昭義 浅見陽一郎 大山高男 井口 浅見秀一 有賀博昭 伊藤直子 磯貝 石井 及川 石倉 越川春恵 越川伸夫 河合 白井信吾 柴田 鈴木美幸 佐田 立花穏代 立花則行 戸田亘 徳永 可奈子 美穂子 トモミ 野田 鳴海和城 藤田 藤木 原野洋二 福井隆 藤島 久元 松枝 山田 吉田須美子
北海道札幌市 北海道函館市 北海道山越郡
ススキノのクラブ「ユリアンヌ」に時折現れる謎めいたプロモーター白井。彼が一人で飲んでいる夜に限って、店に白井宛の電話がかかってくる。ママにとっては妙に気になる客であった。一方、浅見光彦が捜索を依頼された失踪人・戸田は、その白井の身辺を探っていた。戸田が残した不可解な盗聴テープに興味を惹かれ、浅見は札幌へ飛ぶ。次第に姿を曝す北海道開発の巨大な黒い利権、タブーに近付く浅見光彦にも危機が。  (上記より引用)
「土地は元来、耕すことによって利潤を得ることができるものであった。それがいまはどうだ、何も生産しない不毛の土地が、単にそこに土地があるというだけで利殖の対象になっている。東京や大阪近辺の、なけなしの土地ならともかく、北海道の大地を商品相場のごとくに弄ぶのは許しがたい。そういうことが北海道に住む者たちの精神風土を貶め、いやしくしているのを、わしは見るにしのびんのです」
札幌殺人事件 カッパノベルスより引用  
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆☆(最高=5)
[感想より]

伊豆守さん

個人的には、浅見シリーズでトップ5に入る作品です。
(世間の評価とは一致しませんが・・)
エピローグの最後のシーン、涙が止まりませんでした。
社会的問題に一石投じる面も良いのすが、登場人物の人間性やロマンスが、とても印象的な物語だったと思っています。

(2011 12月 作成)
【単行本】光文社
【新書】札幌殺人事件〈上〉 (カッパ・ノベルス)
【文庫本】札幌殺人事件 (上) (角川文庫)
【文庫本】札幌殺人事件〈上〉 (光文社文庫)
【関連】浅見光彦のミステリー紀行〈第7集〉作家と読者の不思議な関係 (光文社文庫) 〜蜃気楼

【電子書籍】札幌殺人事件(上・下合冊版) Kindle版