内田康夫FAN

7 戸隠伝説殺人事件

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【登場人物】

天道タキ 立花智弘 楠本ハル 楠本奈津枝 楠本永治 大友光義 楠本ノブ 清水 白石 武田喜助 宍戸弘文 木下 竹村岩男 宮崎 長倉勝一 正木 井沢 常田 小島 塚本 高野 相原 小田 村田じゅんこ 吉井 片平 武田佐知江 立花伸子 中山房江 沢田 峰岸 村田光男 石原隆二 野沢優子 瀬木 加藤イク 笠井しず 平久子 平光一 岩田 末安 深見 宮本 石田 石原華代 野矢雅男 野矢桂 野矢桂一 越地房雄 野矢桂次郎 野矢みつ 村田 平山 本村 鈴木 白井 


【舞台】

長野県戸隠村 長野県上田市

【あらすじ】

戸隠は数多くの伝説を生み、神秘性に満ちた土地‐。長野実業界の大物、武田喜助が「鬼女紅葉」の伝説の地で毒殺された。そして第二、第三の奇怪な殺人が…。本格伝奇ミステリー。(上記引用)


【名場面】

 復讐というべきか、
いずれにしても、『彼等』は目的を達したのだ。四十年近い歳月も、彼等の怨念を洗い流すことはできなかった。
おぞましく思うどころか、負け犬でしかあり得なかった自分こそ呪われてあれと思った。彼等はものの見事にカタを付けたのだ。それに較べてこの自分のやってきたことと言えば、なんという小市民的な生きざまであろう。
戸隠伝説殺人事件 角川文庫より引用

 
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆☆☆(最高=5)
[感想より]

さわちゃんのパパさん 

戸隠の風物を過去、現在を通して描いた作品。
内田作品の特徴である映像的な手法を用い、
読者を戦前の戸隠、大火の戸隠、そして現代の戸隠へと一瞬のうちに移動させる。
センセの代表作のひとつと言えるでしょう。 

(2004 3月 作成)
 

【単行本】戸隠伝説殺人事件
【ノベルス】戸隠伝説殺人事件 (1983年) (カドカワノベルズ)
【文庫】戸隠伝説殺人事件 (徳間文庫)
【文庫】戸隠伝説殺人事件 (角川文庫 (6222))

【コミック】戸隠伝説殺人事件 (サスペリアミステリーコミックス―内田康夫ミステリーシリーズ)

【関連】浅見光彦のミステリー紀行 番外編〈1〉『死者の木霊』以来の探偵たち (光文社文庫)