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内田康夫FAN

6 遠野殺人事件

 


【登場人物】

河合貴代 宮城留理子 土橋剛 夏目勇二 若林圭吾 吉田宗平 吉田登美子 折倉 吉田敬一 野口 土沢 松永貞子 松永淑子 高村司郎 佐藤卓 白井きよ子 石川 宮城春男 藤井信子 木下隆 佐々木 広瀬 小林 河西 篠原 小沢 白井清司 坂井 厚見 鶴見寿重 前原 高橋 宮城夫妻


【舞台】

岩手県遠野市 山梨県石和町


【あらすじ】

山間隔絶の小天地だった遠野。いまなおその面影を残す「五百羅漢」のもとで一人、屍となって東京の独身OLが発見された。遺品のカメラからは、同行するはずのなかった同僚の笑顔が…。同行するはずだった宮城留理子は、フィアンセと過ごしていたホテルでその報せを受け、熱血刑事・吉田宗平に協力して捜査に乗り出した。二重、三重にはりめぐらされたトリックと、推理の拮抗。彼女はなぜ別の人と一緒だったのか。(上記引用)


【名場面】

「相手を信じられないくらい不幸なことはないからね。疑いというやつは、際限なくエスカレートしやがるものだ。きれいごとでごまかしたり、その場凌ぎに取り繕ったりしても、かえってまた新しい疑惑を生む結果にしかならない。元から断たなきゃだめってやつだな。芽のうちに摘むか、それとも根っ子から掘り取るか、どっちにしたって、いい加減なところで妥協しないほうがいいぞ。いまなら、まだ遅くはないのだからね」
 何も見ていないようでいて、その実、父親が自分の様子に絶えず気を配っていてくれたらしいと知って、留理子は目頭が熱くなった。 
遠野殺人事件 光文社文庫より引用

 
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆(最高=5)
[感想より]

ムクさん 

吉田刑事の暖かみのあるキャラは良かったが、 
カメラのトリックがメカ音痴の私には難しすぎたようで、
いまいち分からなかった。「遠野殺人事件」というわりに、
あまり遠野が舞台じゃなかったような気も… 

(2004 3月 作成)
 
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【ノベルス】遠野殺人事件 (カッパ・ノベルス)
【文庫】遠野殺人事件 (ハルキ文庫)
【文庫】遠野殺人事件 (光文社文庫)
【文庫】遠野殺人事件 (中公文庫)
【関連】浅見光彦のミステリー紀行 番外編〈1〉『死者の木霊』以来の探偵たち (光文社文庫)