ツイート

内田康夫FAN

4 「萩原朔太郎」の亡霊

 
 


【登場人物】

上野義則 上野むつ子 上野則和 勢津子 遊佐吾郎 遊佐春子(村上春子) 滝島茂 佐藤俊雄 木暮武吉 須貝国男 須貝良枝 須貝公一 児玉京子 大沢和雄 岡部和雄 前島(刑) 吉田 谷本 神谷(刑) 長谷川峰子 真奈部 遊佐克人 角田 小林節男 児玉早苗 児玉政男 須貝美江 江沢明 山崎正三 平野 田代 滝島恭子 坂口(刑) 金子(刑) かとうすずえ 田中裕美子 鳥井 河野(刑)  滝島清隆 関原(刑) 長坂宗一 山中(刑) 秋本 寺本亜紀良 岡部佐智子 平田安治 岡部ひで子 岡部祐介 村田 細井 牧村 生井将夫 藤森正保


【舞台】

新潟県南魚沼郡 山形県酒田市 神奈川県秦野市


【あらすじ】

「死」と題する萩原朔太郎の詩の内容そのままの死体が東京都下の桑畑で発見された。元刑事の須貝は、この事件と30年前に群馬県の朔太郎研究会で起きた殺人との奇妙な符号に気付く。警視庁の岡部和雄警部も過去に着目し捜査を開始。やがて、神奈川のゴルフ場で朔太郎の「天上縊死」に見立てた首吊り殺人が発生し…。冤罪に操られた連続殺人事件の真相に名探偵・岡部警部が迫る。(上記引用)


【名場面】

「父親か・・・・・・」
 岡部はふと、遊佐克人、須貝公一、江沢兄妹たちの青春がいずれも”父親不在”だったことに思い至った。
「父親というものは、子に対して何かをしてやらねばならぬ存在なんだろうねえ」
「そりゃそうですよ・・・・・・、たぶん・・・・・・」
 神谷は自信なさそうに、言った。

「萩原朔太郎」の亡霊 角川文庫より引用
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆(最高=5)
[感想より]

宇野功芳さん 

初期の作品らしい、重厚なストーリーがいい。 
ただ、タイトルにしている割には、萩原朔太郎のことにはあまりふれていない。 

(2004 3月 作成)
感想文掲示板へ
 

【単行本】内田康夫ベストセレクション 「萩原朔太郎」の亡霊
【単行本】「萩原朔太郎」の亡霊
【文庫】「萩原朔太郎」の亡霊 名探偵の事件簿―岡部和雄 (集英社文庫)
【文庫】「萩原朔太郎」の亡霊 (徳間文庫)
【文庫】「萩原朔太郎」の亡霊 (角川文庫)

【電子書籍】Kindle版

【コミック】「萩原朔太郎」の亡霊 (秋田コミックスサスペリア)

【関連】浅見光彦のミステリー紀行 番外編〈1〉『死者の木霊』以来の探偵たち (光文社文庫)