| 内田康夫FAN |
| NO 作品名(メモ) |
| 登場人物 |
| 地名 |
| あらすじ |
| 名場面 |
| 51 竹人形殺人事件 感想文掲示板へ |
| 浅見光彦 浅見雪江 浅見陽一郎 江島徳三 尾関 大石光治 新町峰雄 有田宗一郎 片岡明子 海原 木本 和村誠 下井 瀬木山 坂崎 野地良作 奈良岡信太 野地喜助 西川 藤田 藤田信光 橋本恭一 本田 平石吾郎 安永 本瀬秀昭 吉田須美子 横山 和田 ミカ |
| 福井県武生市 福井県坂井郡 福井県福井市 |
| 浅見陽一郎刑事局長が苦境に立たされた。越前大観音堂に絡む不正を揉み消して欲しいと、地元有力者に圧力をかけられたのだ。彼の前に置かれたのは一体の見事な竹人形。それは昔、父親が馴染みの女性に贈ったものだという。父とその女性に一体どんな関係が?浅見家を脅かす出来事に困惑する陽一郎。弟の光彦は兄の窮地を救うために、北陸へと旅立つ。ところが、光彦も竹細工師殺害事件に巻き込まれ、容疑者として警察へ…。(上記より引用) |
| 「失礼ですが、越前竹人形というのは、この程度のものなのですか?」 後ろにいる藤田の父親が、びっくりして浅見の脇をつついた。ずいぶん不躾な質問にちがいない。初老の男はキッという感じで浅見を睨んだ。 「竹人形殺人事件」C・NOBELSより引用 |
|
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆☆☆(最高=5) [感想より] りんりんらんらんさん これは、泣けました。浅見シリーズより岡部警部や竹村さんシリーズが好きですが・・・ でも、最後のシーンがなんとも言えず、想像の世界を越えてただひたすら、泣けました。 内田作品の世相や、その他諸々含めて大好きな作品の一つです。 (2005 4月 作成) |
| 52 軽井沢殺人事件 感想文掲示板へ |
| 大原亜矢子 越智 大原賀一郎 浅見陽一郎 浅見光彦 岡小夜子 浅見雪江 天野 岩崎 太田 児玉 久条亜矢子 久条春之 木下 小瀬木博信 小瀬木 草西 草西美奈子 紀本 佐戸 志沢 佐賀原 武井 鶴野 竹村岩男 豊島俊夫 高田薫 高田志乃 高田真由子 谷岡 徳永 錦織幸男 錦織美貴 成田和夫 野本美貴 野田 平山宏幸 平山節子 春岡 堀川 早坂 吉井 山内 吉村 森 松村祐司 安田聡子 山根 松里剛毅 松里淑子 富美江 利香 芳恵 |
| 長野県北佐久郡 |
| 南青山で交通事故に遭い死亡した男は、「ホトケノオデコ」という謎のダイイング・メッセージを残す。一方、軽井沢大橋で警視庁の公安部員が不審な死を遂げた。警察庁刑事局長である兄陽一郎の“特命”を受け、名探偵・浅見光彦は軽井沢に飛ぶ!二つの事件は、政財界の闇の実力者に繋がる線となって…。浅見光彦と「信濃のコロンボ」竹村岩男警部が共演。 (上記より引用) |
| 「あの浅見という男・・・・・・」 バックミラーの中の草西がみえなくなった時、竹村は言った。 「妙に気になるやつだったな」 「そうですかねえ」 木下はそっけない。片手ハンドルで、つまらなそうに顎のあたりを掻いている。 「警察庁のエライさんの弟にしちゃ、出来が悪いっていう感じじゃなかったですか?」 「キノさんにはそう見えたか」 竹村は苦笑したが、浅見の才能を弁護するようなことも言わなかった。 軽井沢殺人事件 角川文庫より引用 |
|
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆(最高=5) [感想より] 宇野功芳さん 私は共演モノが大好きである。 したがってこの作品は十分に楽しめたといえよう。作品の中身もいろいろなモチーフが散りばめており、まるでケーキを食べているような気分。それなのにラストの解決方法には一気に冷めてしまった。この作品のラストの気分の悪さは屈指である。せっかくの作品が・・・残念である。共演モノついでに、岡部警部ももっと共演させて欲しい。長野県警の竹村警部と違って、警視庁なのだからもっと登場のチャンスは多いのではなかろうか。いろいろ厳しいことも書いてしまったが、この作品好きである。 ともちんさん 内田作品二大名探偵、浅見光彦と竹村警部が初めて同作品中に登場する作品。当時の帯表紙に、そのことが謳い文句になっていて、小躍りしながら買った記憶がある。共演モノが好きな人は、ぜひ読んで見てください (2005 4月 作成) |
| 53 佐用姫伝説殺人事件 感想文掲示板へ |
| 浅見光彦 浅見雪江 浅見陽一郎 浅見雅人 浅見智美 石川 景山秀太郎 草間完治 金丸 佐橋登陽 佐橋仁史 佐橋文登 富沢 成沢久子 野上 中島 広山忠緒 吉田須美子 村上繁男 安田 村田さと子 トキ |
| 佐賀県西松浦郡 佐賀県東松浦郡 佐賀県唐津市 広島県比婆郡 |
| ホテルの一室で、著名な陶芸評論家が刺殺された。遺体には黄色い砂が撒かれ、部屋のメモ用紙からは「佐用姫の」と書かれた痕跡が読み取れた。佐用姫は、佐賀県唐津付近に伝わる悲恋物語のヒロインである。浅見光彦はこの伝説の地と陶芸の町有田を訪れるが、今度は気鋭の陶芸家が殺される。玄界灘の荒波に、浅見光彦が見た人間の冥い欲望…。 (上記より引用) |
| 浅見を見つめる広山の目の中に、過去へと回帰してゆく想いの動きが見えた。 - 初心・・・・・・ そのとおりだ。ひとはいつか初心を忘れたしまう。初心のころにあった感動や素直さ、激しく傾倒し燃焼するひたむきな想い・・・・・・といったものが、いつか失われる。そして、自信という名の思い上がりや独善が、そうしたものに取って代わる。 「よいもの」と「よくないもの」を見分ける目は、じつは素人の時代にだってしっかりと存在し得るのだ。 佐用姫伝説殺人事件 角川文庫より引用 |
|
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆(最高=5) [感想より] 宇野功芳さん きわめてオーソドックスな作品といえよう。 特別なこともなければ、納得いかない記述もない。一つあげれば結末の素晴らしさであろう。納得いかない結末が多い中、この作品の結末は万人向きといえるのではないだろうか。 (2005 4月 作成) |
| 54 恐山殺人事件 感想文掲示板へ |
| 浅見光彦 浅見陽一郎 浅見雪江 大浦 井出啓介 石井 唐橋春美 黒田 勝野 杉山サキ 杉山ハツ 杉山博之 城山 篠ノ井由起子 関根真琴 関根伸二 斉藤 佐野 志村 高川伸男 富田 夏岡暁美 藤波紹子 藤波章子 藤波憲夫 藤井 林 船越 保武 藤波真琴 森下 吉田須美子 宮坂周 水原豊 |
| 青森県むつ市 青森県十和田市 秋田県仙北郡 |
| 「博之は北から来る何かによって殺される…」恐山の祖母サキの予言通り、青森県下北半島出身の音楽教室講師・杉山博之は東京のマンションで変死体で発見された。そして杉山の同僚、高川伸男も「北」からの恐怖に怯えながら謎の死を遂げる。「北から来る何か」とは?そして杉山が藤波紹子に残した紫水晶とは?真相究明の依頼を受けたルポライター浅見光彦はよびよせられるように「北への旅」へ向かった。 (上記より引用) |
| 「北のほうがらよ、何かよくないもんが通って行っただ」 「よくねえもんて、何だすか?」 「分かんねえけんど、何かの怨みっこのかたまりみてえだな」 恐山殺人事件 角川文庫より引用 |
|
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆☆(最高=5) [感想より] 宇野功芳さん 読み終えるのに時間はかからなかった。 ミステリアスの漂う話と恐山という組み合わせがよいといえよう。浅見の幼なじみのイタコにももっと活躍していただきたかった。 (2005 4月 作成) |
| 55 日光殺人事件 感想文掲示板へ |
| 浅見光彦 浅見雪江 浅見陽一郎 小沢良子 浦川正明 伊原義明 石山 春日一行 小西 風間順行 河野 久保寺 片岡 桑島薫子 北原白秋 加賀 添田兼雄 沢木 添田文江 智秋薫子 智秋朝子 智秋友康 武田 智秋公三 智秋房子 智秋友忠 智秋次郎 高橋正俊 早川益男 藤沢 宮下昇治 水谷 安永重人 山田俊治 丸山 吉田隆夫 増田友恵 吉田須美子 |
| 栃木県日光市 静岡県田方郡 |
| 東照宮ゆかりの天海僧正は明智光秀だった?しかも日光に近い大牧場主の智秋家は明智家と関係が?「旅と歴史」の取材で日光を訪れた浅見光彦は、華厳の滝で飛び込み自殺に遭遇する。だが、崖下からはもう一体、智秋家の次男・次郎の白骨死体が発見された。彼は「日光で面白いものを発見した」という言葉を残して二年前に失踪していたのだ。資産家一族の中にありながら、短歌と馬を愛する自然児だった次郎。そんな叔父を慕う智秋家の令嬢朝子の依頼で、浅見は「日光」の謎に挑むが。長編ミステリー。 (上記より引用) |
| 浅見を送り出して、添田が戻ってきた。 「おかしなヤツでしたね」 テーブルの上のものを片づけながら、笑って言った。 「そうね、おかしな人ね。でも、ちょっと羨ましい気がしないでもないわ」 「はあ・・・・・・羨ましい、ですか?」 「ええ、少なくともあの自由さは、私たちにはない財産だわ。私たちはいかにも、いろいろなことに縛られすぎてますもの。まるで、牧場の中の馬みたいに」 日光殺人事件 光文社文庫より引用 |
|
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆(最高=5) [感想より] marimoさん 美しい牧場のお嬢様の前で、浅見光彦が乗馬に挑戦!いつになくお調子者なところがかわいかった。 (2005 4月 作成) |
| 56 天河伝説殺人事件
|
| 浅見光彦 浅見雪江 浅見陽一郎 浅見秀一 江川道雄 川島孝司 川島なみ子 川島智春 川島隆夫 岸野 気賀沢 小西 吉川 鎌谷 鈴木 須佐千代栄 瀬田 斉藤 高崎義則 友井 竹宮雅志 田中 トシコ 長原敏子 野沢光子 広田 福本 広島 森本 吉田隆之 吉田須美子 三宅譲典 水上秀美 水上和春 水上和憲 水上和鷹 森川 水上菜津美 正木楠枝 吉田秀美 |
| 奈良県吉野町 奈良県天川村 愛知県豊田市 |
| 奈良県吉野を取材するルポライター、浅見光彦の目前で起こる事件の数々。それは能の家元、水上流宗家の継承者をめぐる血なまぐさい争いのようにも見えた。人間の栄枯を静かに見守る天河神社のご神体「五十鈴」だけがすべてを知っている。映画でお馴染みの本作に著者の最終的な校閲を得た、不滅のベストセラー、永久保存版。 (上記より引用) |
| 「これまで天河には何度も来ているのに、どうして吉野に立ち寄らなかったのか」 老人の呟きには、自嘲と無念の想いが込められていた。 「テンカワとはどこのことですか?」 浅見は訊いた。 どういう字を書くのかさえ知らない。 「ん?」 老人は浅見の存在など、まったく気にしていなかったように、またチラッとこっちを一瞥して、沈黙した。 浅見も仕方なく、黙りこくった。気詰まりな時間が流れたが、不思議に、浅見は立ち去る気になれないでいた。老人に惹かれるというより、見放すことができない、一種の不安のようなものを、無意識のうちに感じているのかもしれない。 「この道をどこまでも行くと、天河に行くはずですよ」 また、忘れたころになって、老人は言い、桜花壇とは反対方向を指差した。 「はあ、そうですか、近いのですか」 「ほっほ、近いといえば、近い」 老人は力感のない笑い方をした。青年の無知を笑うようであり、自嘲のようでもあった。 天河伝説殺人事件 角川文庫より引用 |
|
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆☆☆(最高=5) [感想より] 北浦透さん 「伝説シリーズ」のなかで一番好きな作品です。こんな壮大なミステリーを書ける作家は内田康夫以外に知りません。だけど、そんな大作にもユーモアを盛り込むのがさらにすごいところ。浅見対警察の場面なんかは最高でした。 あつこさん ものすごく読み応えのある作品でした。 いろいろな事件が錯綜してそれらがやがて一つの真実に結実していく様は、いつもながら内田さん妙技ですね。 三宅老が浅見光彦に、お父さんの思い出を語るシーンはつい泣けてしまいました。 ゆらりさん お能の世界に五十鈴、天河神社、知らなかったことばかりです。それが、いつの間にかドラマばかりか、中森明菜が主題歌まで唄っちゃって、びっくりです。歌詞もいいですし。伝統につきものの跡継ぎ問題。女の情念も怖いものでした。 (2005 4月 作成) |
| 57 鞆の浦殺人事件 感想文掲示板へ |
| 馬屋原 赤川次郎 内田康夫 浅見光彦 浅見雪江 浅見陽一郎 江島雄一 梅井 川崎達雄 後藤 加藤 北川龍一郎 木村準 滝沢 野上 中嶋敏江 堀越 平野 丸山敦子 丸山清孝 正木 間宮弘毅 吉田須美子 丸山清作 松野武 丸山鞆美 牧村浩二 間宮明則 |
| 広島県福山市 |
| 作家の内田康夫は、カンヅメになったホテルで間宮老人と知り合った。翌日、刑事が来訪し、間宮が行方不明だという。前夜、間宮とも思える声で「鞆の浦へ行きな」という妙な電話を受けていた内田は、不審に思いルポライターの浅見光彦に相談した。そこに間宮が戻ってくるが、内田の知る間宮とは別人だった。そして広島県鞆の浦で殺人事件が起き、浅見は惹きつけられるように現場へ向う。長篇推理。(上記より引用) |
| 野上は野次馬根性で、ドアのほうにチラッと視線を送った。 すぐに視線を戻したが、その時、野上は(おや? - )と思った。それから椅子を後ろにひっくり返して立ち上がった。 「あ、あんた、浅見さん!・・・・・・」 ほとんど感動的と言ってもいい、叫ぶような声を発した。 鞆の浦殺人事件 徳間文庫より引用 |
|
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆(最高=5) [感想より] regalさん 内田康夫異色作の一つ(と思ってる)。 軽妙な語り口が他の作品にはなく、 新たな発見をする作品ではないでしょうか。 確か後鳥羽に出てくる刑事さんもでてくるので、 浅見光彦外伝という感じで気軽に読めます。 (2005 4月 作成) |
| 58 志摩半島殺人事件 感想文掲示板へ |
| 浅見光彦 石田 岩崎夏海 岩崎三男 浅見雪江 岩崎朋子 浅見陽一郎 大内克人 猪野朋子 榎本 海道健 川上 剣持 金村 小池 倉沢 沢村紗保子 竹林 高橋 田中 千葉 玉川 中村 野沢光子 野村恒雄 藤田 袴田啓二郎 袴田直美 本橋幸雄 吉田須美子 本橋嘉代 本橋丹那子 安田 真由子 |
| 三重県鳥羽市 三重県志摩郡 岩手県盛岡市 |
| 真珠で知られる志摩半島英虞湾に男の他殺死体が浮かんだ。被害者は“悪”が売り物の人気作家袴田啓二郎。所轄の鳥羽署は、かつての黒い交遊関係に関連するものとみて捜査を開始した。一方、美少女海女の取材で同地を訪れていたルポライター浅見光彦も事件を知り、調査に乗り出した。が、かの名探偵浅見を嘲笑うかのように、第2の殺人事件が発生した…。 (上記より引用) |
| 浅見はその情景を想像して、まるでその海女になりきったように、息を止めた。 やがて苦しくなって、「ほうっ」と息をついたが、目は涙で潤んでいた。 本橋はびっくりして、浅見のそういう顔を眺めた。 「あなた、やさしいひとなのですねえ」 見てはならないものを見てしまった - というように、本橋は視線を逸らして、感慨を籠めた言った。 志摩半島殺人事件 ノン・ポシェットより引用 |
|
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆(最高=5) [感想より] 宇野功芳さん うーん、ちょとイマイチかも。 こじつけのような解決方法の気がしてならない。 (2005 4月 作成) |
| 59 津軽殺人事件 感想文掲示板へ |
| 浅見光彦 浅見陽一郎 浅見雪江 石井秀司 石井靖子 大池雄二郎 長内淑子 井上論 小俣務 石部元章 川間幸子 加藤 岸上悦治 加部 佐賀 清水洋子 志沢美幸 佐藤 多田 谷川潤子 高野常則 高野利江 鳥井輝一 野川 中富 堀越 藤田 藤井宇一 花田 村上正巳 宮森省三 松尾 前崎良雄 横山勝男 横山美智代 吉田須美子 |
| 青森県北津軽郡 青森県五所川原市 青森県黒石市 青森県弘前市 |
| コスモス、無残。…アノ裏ニハキット墓地ガアリマス。―東京のホテルで毒殺された男が遺した謎のメモ。被害者は青森県弘前市で古書店を営み、太宰治に傾倒し「『津軽』を旅する会」の主宰者であった。上京の目的は、太宰が描いたという肖像画の取引らしい。浅見光彦はソアラを駆って北へ向かうが、「旅する会」の参加者がまたも…!?旅情溢れる津軽半島探偵行。 (上記より引用) |
| 浅見が頭の中で勝手に創り上げている、津軽の女性の典型は、たぶん、石坂洋次郎が教鞭をとった女学校の生徒のように、清純そのものだ。目の前にいつ靖子も、ちゃんと、その、津軽女の理想的なタイプに属していると、浅見は信じて疑わない。 だが、その、清純であるはずの「津軽女」の典型の延長線上に、たとえば初代がいたり、靖子の母がいたりするとなると、もう浅見はお手上げである。ただでさえ不可解な女性が、いっそう分からなくなる。 津軽殺人事件 光文社文庫より引用 |
|
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆☆(最高=5) [感想より] ゆらりさん 津軽は行った事もないのに、その情景が目に浮かぶ。太宰はよほど自分の津軽弁にコンプレックスをもっていたのね。そんな事ないのに。 (2005 4月 作成) |
| 60 江田島殺人事件 感想文掲示板へ |
| 浅見光彦 浅見陽一郎 浅見雪江 今井雅晴 上田昭一 大野耕司 内田康夫 浅見和子 近江佳美 近江竜太 近江聖治 河口充男 加藤ハルミ 河合 榊原 豊田満 野口 中沢泰造 原木 福富英二 久野 牧崎賀津男 村尾 吉田須美子 |
| 広島県江田島 |
| 江田島の主峰・古鷹山が炎上し、短剣を腹部に突きたてた不審な焼死体が発見された。そして10年―。帝国海軍の象徴・東郷元帥の盗まれた短剣の行方を追って浅見光彦が江田島へ。奇しくもその日、発見された短剣で男が「自殺」した。三つの短剣に秘められた戦後40余年の繁栄に酔いしれる日本の悲劇とは。 (上記より引用) |
| 「僕など、五省のうちの一つだって、真剣に心掛けたことのない、自堕落な生き方をしているのですから、笑うどころか、それこそ『恥ずる』ことばかりです」 「そうですか、あなたはそんなふうに思ってくれますか」 河口は気強そうに、目を輝かした。 「浅見さんはご謙遜だろうけど、たしかに、いまの世の中、すべて - とはいわないまでも、われわれを含めて、老いも若きも、おしなべて、この『五省』をクリアすることは不可能でしょうなあ。至誠に悖ることを、恥ずかしげもなく、カッコよく、要領よく、適当にやっているのが、現代人の典型といっていいかもしれません。しかし、半世紀前の江田島では、多くの若者たちが、『五省』のきびしさによく耐える生き方をしていたことも事実です。しかも、彼らの立派なのは、そういう生き方をひけらかしたりせず、当然のこととして、慎ましく生きていた点です」 江田島殺人事件 光文社文庫より引用 |
|
【FAN データ】平均的評価=☆☆☆☆☆(最高=5) [感想より] あきさん 事件の結末は色々あるが、浅見にとって今回が一番辛らかったのではないかと思う。どうやってその悲しみを乗越えたのか、私は、ストーリーが終わったその後の事に、興味をそそられました。 kesraさん ドラマとかにすると、最後に犯人が自殺するとかは、シリーズにとって日常茶飯事で、それが小説の中で起こっても、何ら心にくるものは無いんだけど、この話は悲しすぎる。こんな終わり方、ありかよって感じなくらい。話の内容以上に、結末が心に残りました。この頃の一部の作品と比べて、かなり出来のいい作品です。 (2005 4月 作成) |