番号 | 名前 | 感想 | おすすめ度 |
1 | もう一人の千鶴子 | 10/14に講談社から文庫化した作品で、久しぶりに読み返しました。「トリック」の事しか思い出せず、皆さんのコメントを読んでも思い出せず…1992年、浅見光彦作品、55作目!(現在「黄泉から来た女」で111作目!)この頃はまだ色々詳しく説明されていらしたのですね。浅見さんが若く感じるのは、事件を重ねて老成したからでしょうか…
19年前の作品なのに、微妙に現代起こっている事とリンクしていて驚きます。内田作品の楽しさは何回も読めて、その時々で読後が変わる事です。若狭の美しさ、優しさ、強さ、悲しみ…地村保志さんを思い出します。【2011年10月16日】 | ☆☆☆☆☆ |
2 | 宇野功芳 | この時期内田先生は多作であったようである。その点、手軽に書かれた様子は否定できないであろう。とはいえ、駄作とはいえないのも事実である。若狭、特に日本海側に縁のない自分にとって、日本界の景色を想像させるに相応しい作品であった。 | ☆☆☆ |
3 | 北浦透 | 旅情ミステリーの魅力があふれていますね。
特別に観光名所が紹介されるわけではないのに、若狭の空気や人々がよく描かれている。「宿泊設備つき駐車場」のような小品も、何となく楽しいです! 個人的に舞鶴引揚のエピソードには興味を抱きました。混沌とした戦後に、このような舞鶴の人々の力があったのですね。 内田作品のスタンダードといえる作品で、ミステリーとしても良く、後半からの哀しみ、だけど温かさを感じさせるエピローグと、中々好みな作品です。 | ☆☆☆☆ |
4 | あつこ | 昔、福井県に住んでいたことがあります。舞台になった若狭は嶺南で私がいた所は嶺北ですが、魚がおいしくて(笑)海がきれいですごく良い所でした(^・^)また行きたくなりました。
そういう思い入れもあったせいか、この作品も大好きです。若狭の人は、内田さんにこんなに良い様に書いていただけて幸せだなあ(^^) | ☆☆☆☆ |