番号 | 名前 | 感想 | おすすめ度 |
1 | わがママちゃん | 将棋に関しては何も知りませんが、子供の頃夏になると父がいつも家の前で縁台将棋をしていた記憶があります。駒の動きはわかりませんが、それでも結構楽しんで読みました。 | ☆☆☆ |
2 | 宇野功芳 | 評価がはっきりとわかれる作品であろう。
☆5か☆1かそんな評価が妥当なところ。 かくいう自分は☆5派なのだが、結末が好きになれないので☆4にしておく。 もっと主人公のその後など描いてほしかった。 内容はミステリーというよりは、話のなかにちょっとだけ殺人事件が起きるようなもので、 殺人事件やその謎解きがメインの話ではない。 この話は将棋界をめぐる人間を描いた、感動的な小説なのだ。私は将棋も好きなので、升田幸三や大山康晴など往年の名人達がモデルと思われる人物がでてくるのも楽しい。個人的には自分の好きな米長永世棋聖があまりよく描かれていないのが不満である。 内田作品には「本因坊殺人事件」という囲碁関連の話もあるが、こちらの作品の方が良い。 それは自分にとって、囲碁よりも将棋の方が身近だからであろうか。 ちなみに、この作品グイグイと引き込まれ、 読み始めてから、読み終わるまでの時間が自分の中で最速の作品となった。 | ☆☆☆☆ |
3 | アンダンテ | 僕はこの「王将たち」や「北国街道殺人事件」など、浅見くんが登場しない内田作品も好きで読んでいます。推理ものというよりも純小説的で、感動的であるからです。
特にこの「王将たちの謝肉祭」は、勝負師の生き様とそこに内在するムラ社会の問題をテーマに痛快物に仕立て上げていながら作者も言っている「泣ける」「面白い」作品として、推薦できます。最後のクライマックスだけでなく、読みながら何度も涙で活字が曇ってしまいました。「事件」がむしろとってつけたようで、「味付け」になっています。でも、感動の作品です。 | ☆☆☆☆☆ |
4 | ひー | 私も羽生さんがブームだった頃、対局を見に将棋会館まで足を運んだりしたものです。だから内田さんが将棋ファンだと知って、「王将たち〜」を書いているとしって、買って読みました。なかなか実際の将棋界のことも反映されていて、興味深く読みました。羽生さんや谷川さんがモデルかな?なんて登場人物もいて。 | 100 |
5 | 英 | わたしは将棋趣味なのでタイトルで「王将たちの謝肉祭」を買いました。それから初期の作品から読んで60冊ぐらい読みました。遠野殺人事件やシーラカンス殺人事件がすきですが、処女作「死者の木霊」が凄いと思います。 | 100 |