倉敷殺人事件

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1monday私は、先生の小説は、まだ十冊ほどですが、一番、引き込まれました。読み終わるまで、光彦が登場してない事に、気が付かなかったぐらいです。松本清張風?でしたが、楽しみました。ありがとうございました。倉敷には、一度だけ、お伺いしました。いい街でした。記憶間違いかも、しれませんが、赤い低いお寺が有り、中が暗いトンネルのようであり、ロウソク一杯で、神秘的に揺れていた記憶があります。意外と倉敷の街自体は、出てこなかったですね。
☆☆☆☆☆
3半崎資料1:『倉敷殺人事件』(光文社刊、1984)

 「やれやれ、近頃の者は日本の地理もろくすっぽ知らんの
  だから、困ったもんだ。有名な高梁も知らなかったのか」
 「有名なの?これ」
 「有名じゃないか。備中松山城のあるところだ。ほら、大石
  内蔵助が城受取りに行ったところだよ」
 「ああ、あれがここなの・・・」
  NHKの大河ドラマで、英もそのくだりは見て知っている。

資料2:『浅見光彦のミステリー紀行番外編1』(光文社文庫、
1995年刊)の「倉敷殺人事件」

  高梁はそれほどポピュラーな観光地ではないが、「備中の
 小京都」といわれ、飛騨の高山と雰囲気が似ている。忠臣蔵
 の赤穂城引き渡しの際、その厄介な役目を引き受けたのはこ
 この備中松山城主だった。(p196)

須美子「作品によってこんなに違うことを書いて、軽井沢のセ
 ンセって、いいかげんな人ですね、お坊ちゃま」
浅見光彦「悪い人じゃないんだが、軽井沢のセンセになってか
 ら呆けたかな。堕落した、あるいは初心を忘れたともいえる。
 しかし、城受取りに関する備中松山城と赤穂城との混同は、
 よくある心理的な錯覚だよ。『横浜殺人事件』(1988年刊)
 では、赤い靴の女の子と青い目の人形とを混同する心理的錯
 覚が描写されているから、軽井沢のセンセもその辺はちゃん
 とわかっているはずだ」
4宇野功芳ヒロインが魅力的。
単純明快で読んでて爽快だった。
岡部警部シリーズもいい作品ばかりだ。
☆☆☆☆
倉敷殺人事件 レビュー評価:4

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