#新渡戸稲造
出世の見込みがつきかけたときは、人生で最も危ないときである。 月給が次第に上がっていくときは得意になって、 わがままなふるまいが芽ばえ、 名が外部に出るようになると、自分の心の中で、 自分のことを自慢するようになる。 他人が自分をほめるときには、自分の心がなまけ始めるときだ。 季節の変わり目にはとかく風邪をひきやすいように、 自分の環境が変わるときには、心を引きしめなければならない。
新渡戸稲造 (現代訳:岬龍一郎)
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