過去の詩

夏辞典

道ばたでふと視線を送ったよ
麦わら帽子をかぶる少年がいた
日焼けした手の中に
小さな虫がころがっていた

川原で通り過ぎた自転車
すずしい姿をしてプールへ向かう
釣りをしていた少年は
からっぽになったエサ箱をもって帰る

夏の風景を絵の中に閉じこめ
大事に残したいけど
夏の風景は心に閉じこめて
秋に続くよ